小規模事業者持続化補助金〈創業型〉を鎌ケ谷市で使うポイント


鎌ケ谷市の創業支援制度まとめでご紹介した「特定創業支援等事業」の優遇のひとつに、小規模事業者持続化補助金の「創業型」(創業枠)への申請が可能になる、という項目がありました。この記事では、この持続化補助金<創業型>について、どんな制度で、鎌ケ谷市で創業する方がどう活用できるのかを詳しく取り上げます。

小規模事業者持続化補助金<創業型>とは

小規模事業者持続化補助金は、国(中小企業庁)が実施する補助金で、小規模な事業者が自ら経営計画を策定し、地域の商工会・商工会議所の支援を受けながら取り組む販路開拓(=新しいお客様や取引先を開拓するための取り組みのことです。チラシ作成、ホームページ制作、店舗改装等が該当します)等の費用の一部を補助する制度です。この補助金には複数の申請区分(枠)があり、そのうち創業後まもない事業者向けの区分が「創業型」(創業枠)です(中小企業庁「小規模事業者持続化補助金<創業型>」公式サイトより)。

創業型の対象になるには、単に「創業してから日が浅い」だけでは足りません。市区町村(または認定連携創業支援等事業者)が実施する「特定創業支援等事業」の支援を受けていることが必須の要件です。鎌ケ谷市の場合、この特定創業支援等事業にあたるのが、市が実施する創業支援セミナー等の受講で、修了すると証明書が交付されます(制度の全体像は鎌ケ谷市の創業支援制度まとめで紹介しています)。この証明書を持っていることが、持続化補助金<創業型>に申請するための前提条件になっている、という関係を押さえておくことが重要です。

対象になる期間の条件

創業型の対象になるには、特定創業支援等事業の支援を受けた日と、実際に開業した日の両方が、応募締切から起算して過去1年以内である必要があります。たとえば応募締切が12月15日であれば、前年の12月15日から当日までの間に、支援を受けた日と開業日の両方が入っていなければなりません。開業してからかなり時間が経ってしまうと、この期間要件から外れて対象外になるため、創業支援セミナーの受講と開業のタイミングを、この補助金への申請も見据えて逆算しておくと選択肢が広がります。

補助上限額の目安

補助上限額は200万円程度で、インボイス発行事業者であること等の加算要件を満たすと、さらに上乗せされる仕組みになっています。ただし具体的な上限額・上乗せ額・補助率は年度・公募回によって変わる可能性があるため、実際に申請する際は必ず最新の公募要領でご確認ください。補助対象になる経費も、チラシ・ホームページ制作費、店舗改装費、広告費、展示会出展費等、販路開拓に関連するものに限られます。日々の運転資金や、事務所の家賃・人件費といった経常的な費用は対象になりません。

申請の窓口は鎌ケ谷市商工会

持続化補助金は国の制度ですが、申請にあたっては地域の商工会・商工会議所の支援を受ける必要があります。鎌ケ谷市の場合、この窓口にあたるのが鎌ケ谷市商工会です。申請の際には、鎌ケ谷市商工会に経営計画書等を提出し、内容を確認してもらったうえで「事業支援計画書」(様式4)という書類を発行してもらう必要があります。この事業支援計画書がないと、そもそも補助金の申請自体ができません。商工会での書類確認には一定の日数がかかるため、応募締切の直前に駆け込むのではなく、経営計画の作成段階から早めに商工会に相談しておくと安心です。

申請から交付までの大まかな流れ

  1. 鎌ケ谷市の特定創業支援等事業(創業支援セミナー等)を受講し、証明書の交付を受ける
  2. 経営計画書・補助事業計画書を作成する
  3. 鎌ケ谷市商工会に計画書を提出し、「事業支援計画書」(様式4)の発行を受ける
  4. 電子申請システム(jGrants)等を通じて、国(中小企業庁)へ補助金を申請する
  5. 審査を経て採択されると、交付決定通知を受け取る
  6. 交付決定後に経費を支払い、実績報告を行う
  7. 実績報告の確認を経て、補助金が振り込まれる

注意したいのは、原則として交付決定を受ける前に発注・契約・支払いをした経費は補助対象にならないという点です。「先に店舗改装を終わらせてから申請しよう」という進め方はできないため、経費を使う前の段階で、商工会への相談・申請のスケジュールを組んでおく必要があります。

公募は年に複数回、締切のある制度

持続化補助金<創業型>は、1年を通じて随時申請できる制度ではなく、年度内に複数回(数回程度)の公募が行われ、それぞれ応募締切が設定される仕組みです。実際に、第3回公募では申請1,919件に対し採択791件(採択率約41%)という結果でした。回によって数字は変わるため、あくまで参考値としてとらえてください。応募すれば必ず採択されるわけではない点、また公募自体がいつでも実施されているとは限らない点を踏まえ、鎌ケ谷市商工会や中小企業庁の公式サイトで直近の公募スケジュールを確認したうえで、余裕を持って準備を進めてください。

まとめ

小規模事業者持続化補助金<創業型>は、鎌ケ谷市の特定創業支援等事業を修了した証明書を持つ創業者が、販路開拓の費用(最大200万円程度)の補助を受けられる制度です。申請には鎌ケ谷市商工会が発行する事業支援計画書が必要で、公募には締切があるため、証明書の取得・経営計画の作成・商工会への相談は、できるだけ早い段階から動き出すことをおすすめします。創業支援セミナーの受講から始まる一連の流れは、鎌ケ谷市の創業支援制度まとめもあわせてご覧いただくと全体像がつかみやすくなります。


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